桂林の風景♯3 [Asia]
桂林の風景と題しての第3回目です。桂林と言えば、所謂桂林市から陽朔までの漓江下りが殊に有名かと思いますが、この写真たちはその中間に位置する村で撮影した写真になります。私がその村を訪れたのは今からもう大分前になり、村と言えども数件の欧米人が好みそうなバーのようなものもありましたが、土地の人間が営む生活は都会の生活では考えられないような、昔のままの形態が保たれておりました。その生活の記録は別途改めてここに掲載するとして、桂林の、もっと正確に地名をあげるなら興坪の風景画を桂林の風景♯3と題して、-イメージとして『黄土高原』を聴きながら-掲載したいと思います。そして、これが桂林の風景画としては最後になります。
山々の間を縫って流れる漓江
様々な形の山々が重なり合う
麓の集落から立ち昇る夕暮れ時の煙
もう一度訪れたい山頂からの眺め
山々の間を縫って流れる漓江
様々な形の山々が重なり合う
麓の集落から立ち昇る夕暮れ時の煙
もう一度訪れたい山頂からの眺め
迫りくる影 [Asia]
一つ取り、一つ取り返され、また振り出しに戻ってしまう。一つ取り、続けてもう一つ取るということは確率から言えば半分の筈だが、追われる立場の恐怖心からなかなか二つ目を取ることはできない。一つ取った瞬間から、焦燥、不安、怯懦、欺瞞、虚栄心、過度の期待、消極的な感情ばかりがわきあがり気がつけば、一つ取られて、もう一つ取られてしまうのだ。
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或る夏の午睡 [Asia]
午睡中の彼一人以外、皆履物だけを残して何処かへ去ってしまった。堂内は喧騒から孤立し、しんとして全く人の気配は感じられないのに脱ぎ捨てられた履物たちは堂内に向かっているということは、一体どういうことだったのだろうか?
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